古書の街』神田神保町の古本屋・愛書館中川書房の古本・古書買取サイト

千社札ほか紙ものを出張買取いたしました

江戸時代以降、神社仏閣への参拝記念として貼られた千社札(せんじゃふだ、せんしゃふだ)ほか紙ものを出張にて買取りさせていただきました。大切にされていた貴重な品をお譲りいただき誠にありがとうございました。

  • 出張買取
  • 2019年3月5日
地 域 東京世田谷区
近 隣 駅経堂駅/豪徳寺駅
買取分野

【商品詳細】

  • 書 名 : 千社札 麻布十番・神田ほか


千社札


千社札 四ッ谷ほか


千社札 両国ほか


千社札 浅草・深川ほか


千社札 相馬取手・川口ほか


千社札 両国・麻布ほか

千社札は国内外問わず蒐集家・愛好家から人気があります

千社札とは神社仏閣に参詣した証として貼る自分の名前や住所を書き込んだ札のことで、もともとは願いや歌などを木札にしたため、神社仏閣に納札するという風習から始まったと考えられています。
江戸時代中頃から各地の有名な神社仏閣を巡拝して祈願の達成を念じ、その数が1000に達するまで行う風習「千社詣(千社参り)」が江戸を中心に流行します。その参拝の証として神殿や仏堂の柱や梁、鳥居や札所に住所・氏名・職業などを書いた紙札を貼り付け、それが「千社札」と呼ばれるようになったと言われています。

はじめは手書きのシンプルなものでしたが、錦絵や浮世絵などの登場により印刷技術が向上したことから木版刷りに移行していきます。浮世絵の絵師が作った美しい絵柄の入った豪華なものから、粋・遊び心・洒落などが盛り込まれたものまで様々存在し、千社札は庶民の遊びとして浸透していきました。
神社仏閣に納札する貼札と呼ばれる単色刷りの「題名札」、錦絵のようにデザイン性の高い色札と呼ばれる多色摺りの「交換納札」があり、書体は籠文字・寄席文字が用いられています。この文字は江戸文字と呼ばれ、江戸時代に盛んに使用された図案文字の総称で、千社札のほか歌舞伎の看板・番付、大相撲の番付・広告、落語の看板・めくりなどにも使われています。

愛書館中川書房では『千社札』『納札と千社札 限定版』『納札文化題名史』『時代納札』など千社札・納札に関する古書のほか、千社札、古地図、映画パンフレット・チラシ・ポスター、鉄道・飛行機などのカタログ・チラシ・古い時刻表や硬券切符、満洲・台湾・朝鮮ほか植民地の絵葉書や生写真といった紙ものの出張買取を承っております。
現在でも交換会が行われているなど千社札の愛好家・蒐集家は国内外問わず多くいらっしゃいます。その他の紙ものにつきましても各分野の愛好家や蒐集家、研究者や専門家は多く、それぞれ根強い人気があります。一見すると紙ものは価値の無いように見えるかもしれませんが、貴重な資料が混ざっていることがございます。ご自身で処分してしまう前にぜひ愛書館中川書房へご相談ください。

【当店取扱商品】

書名:千社札 粋のグラフィズム
著者:草森紳一 松本八郎解説
出版社:マリア書房
発行年:平成元年(1989)


歌舞伎役者絵葉書帖


戦前の帝国ホテルや日本郵船「白山丸」などのメニュー表

浮世絵・木版画などの紙ものの買取強化中!

このほか愛書館中川書房では『北斎漫画』『富嶽百景』『虫類画譜』など江戸時代・明治時代に摺られた浮世絵・錦絵・木版画などの紙ものの出張買取も承っております。
江戸時代の大衆娯楽文化として確立した浮世絵・錦絵は世界的にも高く評価されており、海外にも多くの蒐集家や愛好家が多くいらっしゃいます。また、若い世代の方にも人気があり幅広い世代から支持を集めています。お手元に気になる品がございましたら愛書館中川書房までお気軽にお問い合わせください。


作品名:艶姿女舞衣
出版社:吉尾印刷


作品名:高縄鉄道之図
著者:月岡芳年画 木藤年延助筆
出版社:九屋甚八寿梓
備考:大判3枚続


書名:東京三井組ハウス 東京名所海運橋五階造真図 3枚続
著者:一曜斎国輝(二代目歌川国輝)写筆
出版社:伊勢屋兼吉
発行年:明治期

愛書館中川書房は東京都内だけでなく神奈川県・埼玉県・千葉県など関東を中心に全国へ出張買取にお伺いしております(内容・量・地域によっては出張や買取りができない場合があります)。
経験豊富な店主または店長がお伺いし、買取りをさせていただいておりますので遺品整理・引っ越し・リフォーム・断捨離などに伴う蔵書の整理は愛書館中川書房にお任せください。

【古書出張買取専用フリーダイヤル 0120-489-544】

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