春の古本まつり「神保町さくらみちフェスティバル」の準備から撤収までをレポート！

愛書館中川書房も参加させていただいた春の古本まつり「神保町さくらみちフェスティバル」が先日無事に終了いたしました。3月30日（金）から4月1日（日）の3日間という短い期間ではありましたが、2018年もたくさんのお客様が神保町にお越し下さり、大盛況のまま終了となりました。ご来場くださった皆様、本当にありがとうございました。

東京都千代田区神田神保町の古書店街では春と秋の年に2回、古本まつりが開催されます。千代田区には皇居や千鳥ヶ淵緑道、靖国神社といった桜の名所と知られる場所が複数あり、3月下旬から4月上旬といった桜の季節には各地からたくさんの花見客がいらっしゃいます。そして桜の開花時期に合わせて開催されるのが「千代田のさくらまつり」であり、春の古本まつりとしてして知られる「神保町さくらみちフェスティバル」は「千代田のさくらまつり」の一環として毎年催されています。

2018年の春の古本まつりには神田神保町の古本屋を中心として古書組合に所属している近郊の古本屋が出店、靖国通り沿い歩道の専大前交差点付近から三省堂書店様の付近までにおよそ100台のワゴンが並びました。愛書館中川書房は例年と同じく神田神保町本店のすぐそば、南海堂書店様の前に出店させていただきました。

春の古本まつりのワゴンには秋に開催される「東京名物神田古本まつり」のときのような書棚が設置されていないので、初日の朝には書店ごとにお客様の見やすさを考慮しつつ本を並べていきます。愛書館中川書房では東洋文庫や岩波文庫・講談社学術文庫などの文庫本、歴史・文学・思想・理工学ほか様々な分野の単行本といった古本を中心に陳列いたしました。

なお、靖国通り沿い歩道の設営と同時進行で愛書館中川書房神田神保町本店も春の古本まつり仕様になります。店頭に設置している木箱やワゴンのなかに入っている古本を値下げして大量追加を行ったほか、店内ではお客様からの人気の高い文庫本を中心に会期中は随時追加を行っていきました。

10:00になるといよいよ「神保町さくらみちフェスティバル」がスタート！目玉となるワゴンセール「春の古本まつり」の会場には、開催時間に合わせて神保町にいらっしゃったたくさんの方々が熱心に各書店のワゴンを覗き込んでいらっしゃいました。

また、最終日である4月1日（日）では春の古本まつりの会場である靖国通りや愛書館中川書房神田神保町本店からほど近い住友商事神保町ビル1階ピロティにて、神保町さくら通り実業会主催「神保町さくら通りもちつき大会」も開催されました。暖かな日差しが降り注ぐなか、お子様連れのご家族や外国の方も餅つきに参加され、会場に集まった大勢の方がつきたてのお餅を堪能され、賑やかな空間となりました。