神保町さくらみちフェスティバル（春の古本まつり）2023

東京都千代田区神田神保町の古書店街では、桜の開花時期に合わせて神保町さくらみちフェスティバルが開催されます。
そのメインイベントである古本まつり（ワゴンセール）に愛書館中川書房も参加させていただきました。

神保町さくらみちフェスティバルは2019年3月末以降、数年にわたって中止が続きましたが、今年は開催となりました。
残念ながらお天気には恵まれませんでしたが、お足元の悪い中ご来場くださった皆様、本当にありがとうございました。

2023年の春の古本まつりでは神田神保町の古本屋だけでなく、古書組合に所属している近郊の古本屋も出店しています。
専大前交差点の山本書店さんから駿河台下交差点の三茶書房さんまでの靖国通り沿い歩道に並んだワゴンの台数は100台以上！前回開催時より台数が増えました。

これまでは南海堂書店さんの前に出店していた愛書館中川書房ですが、今回は神保町交差点のすぐそば、みずほ銀行（神保町駅前出張所）さんの前に出店させていただきました。

春の古本まつり2023設営の様子

開催前日の3月23日（木）の朝には神保町交差点すぐ横の岩波会場に休憩所「さくら茶屋」や「蘭風二胡の会」演奏会のためのテントが設置されており、13:00から春の古本まつり用のワゴンが順次搬入されました。
ワゴン搬入の時間はちょうど雨が降っていたためレインコートを着て近くで待機し、トラックからワゴンが降ろされるとすぐさまブルーシートで覆って濡れないように対応しました。
本来であればワゴンが搬入され次第商品を陳列するのですが、雨の降るなか書籍を濡らさずに並べるのは困難なため、この日はワゴンの雨除けだけして会場での作業は終了となりました。

春の古本まつりは3月24日（金）10:00開始のため、初日の朝は9:00から陳列作業を行います。ワゴンが濡れないように注意しながらブルーシートを外し、書棚の代わりに木箱を積んでいきます。
今回は歴史・宗教・哲学・思想関係を中心とした単行本、岩波文庫を中心とした文庫本を陳列しました。木箱の上には全集・叢書といったシリーズものを並べていきます。

また、会場から歩いてすぐの神田神保町本店では店頭の書棚の中身を全て入れ替え、文学・歴史・哲学・思想といった人文科学や社会科学に関する単行本を陳列しました。

神保町さくらみちフェスティバルへのご来場、誠にありがとうございました！

10:00になるといよいよ「神保町さくらみちフェスティバル」がスタート！
初日は最高気温が20℃を超える暖かな天気だったため、ワゴンセール「春の古本まつり」会場では開始時間に合わせて多くの方がご来場くださいました。

11:00からは休憩所「さくら茶屋」がオープンします。毎回恒例となった甘酒の無料サービスは老若男女問わず多くの方にご利用いただきました。

しかし低気圧の影響で天気が不安定だったこの週末。初日は午後からは雲行きが怪しくなり、14:00過ぎから雨がポツポツと降り始めました。天気予報でも翌日の朝まで雨が続くとのことだったため、ワゴンにブルーシートをかけて一時撤退することに。

当初の天気予報では2日目の3月25日（土）の昼間は曇りだったのですが、その後も小雨が降り続け、3日目の26日（日）も1日中雨の予報だったため、やむを得ず中止という形になってしまいました。これまでに何度も神田神保町で開催される古本まつりには参加してきましたが、開催期間中にここまで天気が崩れたのは初めてのことで非常に残念です。
本来であれば3日目の18:00に神保町さくらみちフェスティバルが終了、春の古本まつりはその後に撤収作業となるはずでしたが、3日目の夜は激しい雨が降る予報になったため、2日目の夕方、一時的に雨が弱まるタイミングでの撤収となりました。

秋の古本まつり「東京名物神田古本まつり」でも皆さまのご来場をお待ちしています

数年ぶりの開催で雨に見舞われるというまさかの展開でしたが、ご来場・ご来店いただいたお客様、本当にありがとうございました。少しでもお楽しみいただけたなら幸いです。
神田神保町の古書店街で開催される次の古本まつりは毎年秋の東京名物神田古本まつりです。開催期間や同時開催されるイベントの詳細などは、決まり次第こちらでお知らせいたします。またのご来場・ご来店を従業員一同お待ちしております。

カテゴリ：神田古本まつり