『古書の街』神田神保町の古本屋・愛書館中川書房の古本・古書買取サイト

取扱書籍 古典籍・全集・各種学術専門書から文庫本まで誠実買取

拓本『欧陽詢千字文』など中国書道の古典籍(漢籍)を出張買取いたします

愛書館中川書房では、拓本『欧陽詢千字文』ほか中国書道の古典籍(漢籍)を買取りしております。

欧陽詢千字文1 欧陽詢千字文2
書名:欧陽詢 千字文
備考:拓本 貞観4年5月欧陽詢書 唐刻

『欧陽詢千字文』と一緒に買取りさせていただいた拓本については「拓本集帖『淳化法帖(淳化閣帖)』ほか中国書道の古書を大量出張買取」にてご紹介しております。

王羲之・欧陽詢・顔真卿といった書道の拓本など中国古典籍(漢籍・唐本)は蒐集家や研究者から受容があります

書道の中国における書跡の複製方法は模写・双鉤填墨(搨模)・模刻があります。
双鉤填墨とは書跡の上に薄紙を置いて文字の輪郭を写し取った後に裏から墨を塗る方法で、模写よりは手間や技術力が必要ではないため六朝(222-589)から唐(618-907)にかけて主流となりました。
書跡を石や木に精巧に模写して彫ったもの、いわゆる模刻が生み出されたのは晩唐(836-907)のことで、その背景には東晋(317-420)の王羲之・王献之の書法を学びたい書家が増えたため法帖の需要が高まったことが関係しています。模刻された石や木の上に紙や絹を密着させて墨を乗せることで形状を写し取った拓本は、模写や双鉤填墨といった複製方法と比べて非常に効率的でした。その結果、北宋(960-1127)以降は様々な書家の法帖をまとめた「集帖」も作られるようになります。
ただし模刻にも欠点があります。書蹟の模写と彫刻の両方が必要であるため制作者の技量が問われるほか、模刻の拓本から模刻されてさらにまた摸刻されるという模刻の乱発が行われました。そのため同じ書蹟の模刻であっても完成度が異なる拓本が多く存在しています。結果、清(1616-1912)には摸刻による法帖の信頼性が問われ、印刷技術の発展もあり消滅していきました。
一方、王羲之など一部の書家は真蹟が現存しておらず摸刻によって現在まで作品が伝わっています。おおよそ清末期くらいまでの古い拓本は旧拓といわれ、新拓と比べて評価されており書家から好まれます。

【当店取扱書籍】
哈尔滨志士之碑(哈爾濱志士之碑)拓本 文字入り
「哈爾濱志士之碑」拓本

法帖や印譜といった書道関係のほか中国古典籍(漢籍・唐本)を買取強化中!

愛書館中川書房では法帖・拓本・印譜といった書道関係のほか、儒教・仏教・歴史・地理・医学・数学・暦学・美術・文学・類書ほか様々な内容の中国古典籍(漢籍・唐本)の出張買取を承っております。

【買取事例】
『匋斎蔵印』ほか古典籍(和本)・漢籍などを大量出張買取いたしました
普寧寺版『大般若波羅蜜多経』の古典籍(漢籍)を出張買取いたしました

元版『大般若波羅蜜多経 巻第二百二十八』1
書名:大般若波羅蜜多経 巻第二百二十八
出版社:日南山普寧寺
発行年:至元16年(1279)

『歴代鐘鼎彝器款識法帖』『欽定儀禮義疏』『百美新詠』『惜抱軒全集』『隷辨』『芥子園画伝』『秘伝花鏡』など、お手元に気になる本がありましたらお気軽にご相談ください。
【古本出張買取専用フリーダイヤル 0120-489-544】

カテゴリ:取扱書籍 > 全集・古典籍系など

このページのTOPへこのページのTOPへ

専用フリーダイヤル 0120-489-544

※電話・メール相談の前に必ずこちらからご利用方法をご確認ください。
※一部商品において、お引取り等が出来ない商品もございますことをご了承ください。