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最新・古代イスラエル史
書名:最新・古代イスラエル史
著者:P・K・マッカーター・ジュニアほか 池田裕・有馬七郎訳
出版社:株式会社ミルトス
発行年:平成5年(1993)

イスラエル人の始祖である預言者アブラハム(アブラム)の時代から、紀元73年のユダヤ戦争終結までを古代イスラエルといいます。古代イスラエル人・ユダヤ人の思想活動など古代イスラエルの繁栄と滅亡に関する資料は『旧約聖書』(または『ヘブライ語聖書』)による部分が多く、全39巻あるうち「歴史書」と呼ばれる『ヨシュア記』『列王記』『歴代誌』『エズラ記』『ネヘミヤ記』『エステル記』に記されています。

旧約聖書のうち「律法」に分類される『創世記』によると、アブラハムはメソポタミア地方の都市ウルの裕福な遊牧民の家に生まれました。75歳のときにイスラエルの唯一神であるヤハウェ神から啓示を受け、家族や周囲の人々とともに、神がイスラエルの民に与えると約束した土地カナン(パレスチナ)へと到達します。「聖典の民」であるユダヤ教・キリスト教・イスラム教の信徒はアブラハムを預言者として称えて「始祖」とし、パレスチナ自治区のヘブロンにあるアブラハムの墓廟はユダヤ教とイスラム教の聖地として尊崇されています。

紀元前10世紀頃、ユダヤの予言者サムエルによって初代イスラエル王サウルが見いだされました。しかしサウルは神の命令に背いたことで寵を失い、サムエルは羊飼いの少年ダビデに目をつけます。サウルの死後にダビデは全イスラエルの王となり、エルサレムへと進撃したのちは周囲の民族を次々と配下におさめ、中央集権的君主制を樹立しました。そしてダビデの子であるソロモンが次の王として即位、諸外国との交易を盛んに行うことで国の経済を発展させ、制度を整えました。近隣の王国と条約を交わし政略結婚を重ねるなどして安全を確保し、古代イスラエルの最盛期を築きました。ユダヤ教の礼拝の中心地として有名なエルサレム神殿を最初に築いたのもソロモンです。ソロモンによる長い統治は経済的繁栄と国際的な名声をもたらしましたが、一方で民衆への負担は重く、ユダヤ教以外の宗教を黙認したことや自身の出身部族を優遇したことによる不満は生まれていました。ソロモンの死後にそれらの不満は爆してイスラエルは部族間抗争により分裂、北のイスラエル王国と南のユダ王国が争ったことで国力は低下していきまます。そして紀元前721年にイスラエル王国の首都サマリアがメソポタミア北部の帝国アッシリアによって陥落、イスラエル王国は滅亡します。
一方、南部のユダ王国はアッシリアの貢納国として独立を保ちましたが、紀元前609年にエジプトとの間に起こったメギドの戦いに敗北したことでエジプトの支配下に入りました。しかしそののちエジプトが新バビロニアに敗れたことで、ユダ王国も新バビロニアに屈することになります。そして紀元前586年、エジプトと手を組んで新バビロニアと敵対しようとしたことが露見したためエルサレム神殿(ソロモン神殿)は破壊されてユダ王国は滅亡。捕虜となったユダヤ人たちはバビロンへと連れていかれます。その後、ペルシア王キュロス2世が新バビロニアを滅ぼしたのちに古代エジプトを除く全ての古代オリエント諸国を統一したことでユダヤ人は解放され、紀元前515年にはダビデ王家の直系の子孫であるゼルバベルによってエルサレム神殿(第二神殿)が再建されました。
紀元前333年、ギリシアのマケドニア王国アレクサンドロス3世がペルシアのダレイオス3世を打倒すると、ユダヤ地方もギリシアの支配下に入りました。ギリシアの自由政策のもとユダヤ人による自治と宗教の自由は守られ、国内の商業も盛んになりますが、アレクサンドロス3世が逝去するとその広大な領土は分割、後継者の座をめぐってディアドコイ戦争が起こります。ユダヤを含んだシリア地方南部はエジプトを領したプトレマイオス朝の支配を受けることになりますが、のちにシリアのセレウコス朝の支配下へと入り、紀元前167年に勃発したマカバイ戦争を経て紀元前140年頃に数百年ぶりのユダヤ人王朝ハスモン朝が成立することになります。
その後、紀元前1世紀にはローマ帝国から保護国として干渉され、独立を目指したユダヤ戦争(第1次ユダヤ戦争)が紀元66年に勃発します。しかし70年にローマ軍が半年にわたりエルサレムを包囲し、兵糧攻めがされたことにより陥落。最後の攻防戦の舞台となった3代目エルサレム神殿(ヘロデ神殿)も破壊されました。その後も「バル・コクバの乱」などユダヤ人による大きな反乱は続発しましたが最終的にユダヤ人はイスラエルから追放され、各地へと離散します。また、エルサレム神殿が破壊されたことにより、神殿祭儀中心の古代ユダヤ教も終焉することになりました。

古代イスラエル史は宗教や西アジア・中東史の観点などから需要があります

古代イスラエルの歴史は『旧約聖書』に依るところが多いことから、ユダヤ教やイスラム教、キリスト教といった聖書の預言者アブラハムの伝統を受け継ぐ宗教とも関係しています。なかでもユダヤ教の信者はキリスト教における『旧約聖書』を唯一の聖典としてしており、『創世記』においてアブラハムの孫にあたるヤコブの別名がイスラエルであることから、「イスラエルの民」とも呼ばれています。また、イスラエルはアッシリア王国・新バビロニア王国・エジプト・マケドニア王国(ギリシア)・ペルシア・シリア・ローマ帝国といった、西アジア・中東などの国々と関係を持っており、それらの歴史を知るうえでもイスラエル史が役立ちます。

『最新・古代イスラエル史』は本書が刊行された時点で最新となる研究成果を反映した古代イスラエルの歴史に関する通史書です。アブラハムの誕生からエルサレム神殿の第二神殿時代(紀元前516年から紀元後70年)の歴史が、各時代・分野を専門とする歴史学者8人によって書き下ろされました。翻訳は古代イスラエル史学者であり聖書学者でもある池田裕、同じく古代イスラエルを研究している翻訳家の有馬七郎が手掛けています。

なお、昭和62年(1987)にはマルティン・メツガー著、山我哲雄訳の『古代イスラエル史』も刊行されています。山我哲雄は岩波書店から出版されている聖書「岩波訳聖書」のうち『出エジプト記』の翻訳を担当したことで知られている聖書学者です。
古代イスラエル史
書名:古代イスラエル史
著者:マルティン・メツガー、山我哲雄訳
出版社:新地書房
発行年:昭和62年(1987)

古代イスラエルほか西アジア・中東史など歴史に関する古本の買取強化中!

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カテゴリ:取扱書籍 > 歴史・戦争・江戸東京など

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