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レオナルド・ダ・ビンチの童話ほか、絵本・児童文学の古本を買取ります

愛書館中川書房では『レオナルド・ダ・ビンチの童話』ほか絵本や童話など児童文学に関する古本の買取りを承っております。

レオナルド・ダ・ビンチの童話
書名:レオナルド・ダ・ビンチの童話
著者:ブルーノ・ナルディーニ編、アドリア-ナ・S・マッツァ絵、裾分一弘監修
出版社:小学館
発行年:昭和52年(1977)

レオナルド・ダ・ヴィンチは『モナ・リザ』『最後の晩餐』などの絵画作品で有名なイタリアの芸術家です。13世紀末から16世紀にかけてギリシアやローマといった古典古代の文化を復興しようとされた文化運動「ルネサンス」の最盛期(1450年-1527年)に活躍しました。
1452年にフィレンツェ西南部にあるヴィンチ村で生まれたレオナルド・ダ・ヴィンチは、14歳のときに「稀代の良師」と讃えられている画家・彫刻家・建築家・鋳造家のアンドレア・デル・ヴェロッキオの弟子となりました。ヴェロッキオのもとで技術や理論を学んで才能を発揮したダ・ヴィンチは、ヴェロッキオとの共作『キリストの洗礼』『受胎告知』などを制作しています。1476年にはヴェロッキオのもとから独立しますが、以後も協業関係は継続されました。なお、独立後まもなく、未完作品でありながらも革新的な構図をもった絵画として有名な『荒野の聖ヒエロニムス』『東方三博士の礼拝』が制作されています。
1482年、ダ・ヴィンチはミラノ公ルドヴィーコ・スフォルツァをパトロンとしてミラノ公国で活動を始め、絵画『岩窟の聖母』『最後の晩餐』や素描『ウィトルウィウス的人体図』の制作、世界最大級のゴシック建築であるミラノ大聖堂の円屋根の設計などを行いました。しかし1499年、ルドヴィーコの後楯である神聖ローマ皇帝のハプスブルク家がフランス王国と対決した第二次イタリア戦争が勃発します。ダ・ヴィンチは弟子や友人と共にヴェネツィアへと逃れ、そこで軍事技術者として働きました。翌年フィレンツェへと帰還してからは軍事技術者としてイタリア中を行脚しており、都市の開発計画の地図を制作するなどして軍事戦略に貢献します。世界で最も有名な絵画作品といわれている『モナ・リザ』の制作が始まったのはこの頃です。フィレンツェに戻ってからはおよそ2年かけてヴェッキオ宮殿の500人大広間の壁画『アンギアーリの戦い』をデザイン・制作し、その後はミラノでベルナルディーノ・ルイーニやマルコ・ドッジョーノと師弟関係をもちました。
1515年、イタリア戦争におけるもっとも大規模な戦争のひとつであるカンブレー同盟戦争によりミラノ公国はフランスによって占領され、スフォルツァ家は追放されます。スフォルツァ家に仕えていたダ・ヴィンチはボローニャで開催されたフランス王フランソワ1世とローマ教皇レオ10世の和平会談に出席、フランソワ1世とのつながりを持ちました。翌年ルネサンス文化を伝えるという名目でフランソワ1世のもとを訪れたダ・ヴィンチは、ロワール渓谷にあるフランソワ1世の居城アンボワーズ城の近くのクルーの館(クロ・リュセ城)を与えられ、1519年5月2日に亡くなるまで暮らしました。ダ・ヴィンチの遺体はアンボワーズ城のサン・ユベール礼拝堂に埋葬されています。

万能人レオナルド・ダ・ヴィンチの関連書籍は様々な分野で需要があります

レオナルド・ダ・ヴィンチは史上最高との呼び声が高い画家の一人であるとともに、「万能人」 という異名がつけられるほど数学・力学・物理学・動植物学・解剖学・建築・地質学・地理学・天文学・気象学・音楽など様々な分野で優れた才能を発揮した人物でした。ダ・ヴィンチは解剖学・光学・植物学・地質学・人相学などを絵画の技法として取り込んでおり、描かれている人物の表情・仕草・配置や色使いなどが際立っているとして評価されています。
真作あるいは新作に限りなく近いと評価されているダ・ヴィンチの絵画作品は、先に挙げた『最後の晩餐』『岩窟の聖母』『モナ・リザ』といった代表作のほか、『ブノアの聖母』『糸車の聖母』『白貂を抱く貴婦人』『ジネーヴラ・デ・ベンチの肖像』『救世主』などがあり、その作品数は全部で15点ほどと言われています。これは『モナ・リザ』を「未完作品」として晩年まで加筆し続けたようにひとつの作品を完成させるまでに長年にわたって何度も手を加える習慣があったことや、ダ・ヴィンチが完全主義者であったため何度も自身の作品を破棄したこと、新たな技法を生み出すことに力を入れていたことによるものとされています。
また、ダ・ヴィンチは絵画作品だけでなく、約40年間にわたり書き綴ったノート「レオナルド・ダ・ヴィンチ手稿」も有名です。書き残した全手稿は約3分の2が失われたと言われていますがそれでも5000ページはあるといわれ、ダ・ヴィンチが自身を取り巻く世界へどれだけ興味・関心を持っていたのかを感じることができます。

『レオナルド・ダ・ビンチの童話』は見開き2ページにつき1話づつ、ダ・ヴィンチによる淡い色合いの挿絵と短い散文詩のような文章が収められている童話集です。昭和50年(1975)に出版され、「きつねのけいりゃく」「王さまとぶどうしゅ」「ライオンとこひつじ」「ほのおとおなべ」「くもと鍵穴」などのお話があります。また翌年には、火の鳥やライオン、うさぎ、こうもりなどの動物が主人公の童話が中心に収められた『レオナルド・ダ・ビンチの動物童話』も出版されました。

レオナルド・ダ・ヴィンチやルネサンス芸術に関する古本の買取強化中!

愛書館中川書房ではレオナルド・ダ・ヴィンチや、彼が活躍したルネサンス期に関する古本の出張買取を承っております。『レオナルド・ダ・ヴィンチ アトラス手稿 全12冊』『在米コレクション レオナルド・ダ・ヴィンチおよびレオナルド派素描集』『レオナルド・ダ・ヴィンチ 解剖手稿』などの限定版や、『イタリアルネサンス絵画全集 ジョットからカラバッジョまで』『ルネサンス期トスカーナのステンドグラス』『ルネサンスの肖像画』『イタリア・ルネサンスの芸術論研究』『レオナルド・ダ・ヴィンチ素描集 全3冊』『レオナルド・ダ・ヴィンチ 全絵画作品・素描集』『レオナルド最後の晩餐』『ミケランジェロ素描全集 全4冊』など、お手元に気になる本がありましたらお気軽にご相談ください。
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カテゴリ:取扱書籍 > 絵本・文庫・一般書など

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