『林京子全集』ほか日本文学関係の古本を出張買取いたしました

書名：風光る丘
著者：小沼丹
出版社：未知谷
発行年：平成17年（2005）

書名：黒と白の猫
著者：小沼丹
出版社：未知谷
発行年：平成17年（2005）

書名：伝綺肖像館
著者：池内紀
出版社：日本文芸社
発行年：平成1年（1989）

書名：見知らぬオトカム 辻まことの肖像
著者：池内紀
出版社：みすず書房
発行年：平成9年（1997）

書名：図説・井伏鱒二 その人と作品の全貌
著者：涌田佑
出版社：有峰書店新社
発行年：昭和60年（1985）

日本文学に関する全集や専門書は愛好家や研究者から需要があります

日本の文学史では、明治維新後から戦前にかけての文学を「近代文学」、戦後から現在にかけての文学を「現代文学」といい、合わせて「近現代文学」といいます。
近現代における文学史は明治18年（1885）に坪内逍遥が発表した『小説神髄』によって始まったと考えられており、それに影響を受けた二葉亭四迷などによる言文一致運動が起こりました。以後も政治的・社会的な背景を受けて写実主義・ロマン主義・自然主義・モダニズム文学・プロレタリア文学などの文学運動が起きています。当時の小説家・歌人・詩人としては、森鴎外・夏目漱石・樋口一葉・島崎藤村・与謝野晶子・谷崎潤一郎・芥川龍之介・永井荷風・吉川英治・萩原朔太郎・宮沢賢治・正岡子規・川端康成・井伏鱒二などがいます。
なお昭和6年（1931）の満州事変以降、日本は軍国主義の時代に突入しますが、太宰治・中島敦・織田作之助・野上弥生子・志賀直哉・中原中也・土屋文明などが優れた創作活動を続けました。
戦後になると民主主義文学運動が起こったほか、三島由紀夫・大岡昇平・安部公房・遠藤周作などが活躍しました。「第三の新人」のような戦後派作家も次々と現れ、宇野千代や円地文子といった女性作家の活躍も目立つようになりました。
全集を買取りさせていただいた林京子も戦後に活躍した女性作家のひとりです。長崎県長崎市出身の林京子は学徒動員中に被爆し、その体験を題材として昭和50年（1975）に発表したデビュー作『祭りの場』は芥川賞を受賞しています。その後も川端康成文学賞・谷崎潤一郎賞・野間文芸賞・朝日賞など数々の文学賞を受賞しました。

愛書館中川書房では『細川叢書 全12冊』『小沼丹全集 全5冊』『コルボオ叢書7 厄除け詩集』『日本近代文学の成立 アメリカ文学受容の比較文学的研究』など日本近現代文学関係の古本の出張買取を承っております。また作家の直筆原稿・草稿・色紙・書簡なども買取り対象で、全集や研究書・専門書などとともに愛好家や専門家に好まれます。
以前には『名著複刻全集 近代文学館 明治前期・明治後期・大正期・昭和期』『日本近代文学大事典 全6冊』『明治文学言文一致』『漱石遺墨集 全5冊』など日本の近現代文学に関する古本を出張にて買取りさせていただきました。

【当店取扱商品】
『安部公房全集 全30冊』安部公房 新潮社／『太宰治全集 決定版 全13冊』太宰治 筑摩書房／『歴程 戦前版（昭和10年5月～昭和19年3月） 複刻版 全27冊』瀬沼茂樹編 日本近代文学館／『 新・日本文壇史 全10冊』川西政明 岩波書店

書名：直木三十五全集 全22冊
著者：直木三十五
出版社：示人社
発行年：平成3年（1991）

日本文学書の買取りを強化中！

このほか愛書館中川書房では『新編日本古典文学全集 全88冊』『蜻蛉日記解釈大成 全9冊』『王朝物語の構想と成立』『伝承文学資料集 全12冊』『近世文学資料類従 仮名草子編 全39冊』『黄表紙総覧 全4冊』など近代・現代だけでなく日本の古典文学に関する古本の出張買取も承っております。
『中世王朝物語・御伽草子事典』『文学における彼岸表象の研究』『萬葉集の比較文学的研究』『馬琴中編読本集成 全16冊』などお手元に気になる品がありましたらお気軽にご相談ください。

愛書館中川書房は東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県など関東を中心に全国へ出張買取にお伺いしております（内容・量・地域によっては出張や買取りができない場合があります）。ご自宅やご実家に眠っている本がありましたら、下記の買取専用フリーダイヤルへお気軽にお電話ください。経験豊富な買取担当が対応させていただきます。
【古本出張買取専用フリーダイヤル　0120-489-544】