『古書の街』神田神保町の古本屋・愛書館中川書房の古本・古書買取サイト

第59回東京名物神田古本まつり

10月26日(金)から開催されていた第59回東京名物神田古本まつりが11月4日(日)に無事終了いたしました。
期間中は最終日以外お天気に恵まれたことで沢山のお客様がご来場くださり、大盛況のまま終了となりました。ご来場くださった皆様、本当にありがとうございました。

世界最大規模の本の街・東京都千代田区の神田神保町では春と秋の年に2回、大々的に古本まつりが開催されます。今回開催された「東京名物神田古本まつり」は神田古書店連盟の最大行事であり、毎年10月下旬から11月上旬の10日間にわたって開催されています。

神田古本まつりのメインイベントは神田古書店街に「本の回廊」が現れる「青空古本市」です。神田神保町の古本屋を中心として古書組合に加盟している近郊の古本屋が靖国通り沿い歩道や神田神保町交差点などにワゴンを出し、神田古本まつりのために用意された品々が販売されます。
愛書館中川書房も毎年参加しており、今年も例年と同様に岩波会場(神田神保町交差点)の赤い看板「I LOVE 神保町」の下に出店いたしました。

神田神保町において神田古本まつりの準備が本格的に始まるのは初日の3日前。
地下鉄・神保町駅の真上に位置する神田神保町交差点の岩波会場で業者の方々による設営が行われます。今年は10月23日(火)に準備していただきました。

愛書館中川書房では毎年10月上旬頃からワゴンに陳列する古本の選別や値付けを行っており、神田古本まつり開催前日の各古本屋の設営日に会場へ搬入します。

商品の陳列作業が行われるタイミングは各古書店によって様々。朝早くから陳列してお昼前にはワゴンにブルーシートをかけるお店もあれば、午後から陳列を始めて日が暮れる頃に作業が終わるお店もあります。

靖国通り歩道沿いや岩波会場裏は予め書棚が設置されているのですが、愛書館中川書房が出店する岩波会場の神保町交差点沿いには決まった書棚がありません。そのため各古書店は工夫しながら見やすい書棚を作っていきます。
愛書館中川書房では菊判の単行本を取っ手付きの木箱に入れ、それを歴史関係・宗教関係・書道関係というように大まかな分野ごとに積んでいきます。木箱の上やワゴンの両端には全集を陳列します。平台の上には四六判サイズの単行本を3列に並べます。

また、愛書館中川書房では神田神保町本店の店内・店頭の古本も気合を入れて準備しています。今年は岩波会場の設営が一段落ついてから店頭商品の入れ替えと店内商品の拡充を行いました。

店頭では、普段も設置している木箱やワゴンの中身を全て神田古本まつり用の古本に入れ替えました。木箱のなかだけでなくその上や平台へ新たに四六判・菊判の単行本を陳列しました。その隣に設置している木製のラックやその上に新たに設置した木箱には神田古本まつり期間限定で絵本・児童書コーナーを設置。
同じく新たに設置したステンレスの棚には美術館や博物館の特別展の図録(カタログ)ほか大判本を陳列し、その上には菊判の単行本や全集などを置いていきます。

店内では岩波文庫・講談社学術文庫・ちくま文庫といった文庫本を大量に補充したほか、入口横には新たに書棚を設置。会場だけでなく店内にも展覧会の図録(カタログ)を陳列しました。

また、普段は文庫本を陳列している棚の前にも移動式のワゴンを設置していますが、店内にお客様が沢山いらっしゃっても動きやすいよう、入っていた商品を店内の別の場所へ移動し台数を減らしました。

翌日10月26日(金)はいよいよ第59回東京名物神田古本まつりの初日。10:00にオープニングセレモニーが行われた後にスタートとなりますが、10:00前に各古書店がワゴンにかけていたブルーシートの片付けなど準備しているときから会場にはすでに沢山のお客様がいらっしゃり、書棚に並んだ商品を眺めていらっしゃいました。

10:00からオープニングセレモニーがスタート!東京都副知事、千代田区長、神田警察署長といった神田古本まつりの開催にご協力いただいた皆様のほか、大阪古書組合のゆるキャラ「メ~探偵コショタン」も駆けつけてくれました。

東京名物神田古本まつりの開催期間は10日間。最終日以外は天候にも恵まれ、秋晴れのもと沢山のお客様にご来場いただきました。なかでも第28回神保町ブックフェスティバルも開催された最初の週末は、スタッフが岩波会場とお店を往復するのも困難なくらい大勢のお客様で賑わいました。
また、平日も日が暮れてからも熱心に書棚を見つめるお客様が沢山いらっしゃいました。

最終日の11月4日(日)はあいにくの雨。神田古本まつりは雨天中止ですが、小雨のうちは各古書店の判断でブルーシートや透明なシートで簡易屋根を設置しながら営業を続けました。

しかし日が暮れるにつれ雨が強まったため、本来は18:00終了のところ早めの撤収となりました。陳列していた古本を紐で縛って運び出し、業者の方が書棚・台・骨組みなどを解体していきます。靖国通り沿い歩道の書棚は翌日に撤去され、神田古本まつりは無事終了。

おかげさまで10日間の会期中は大勢のお客様にご来場・ご来店いただきました。59回目となる今年も神田古本まつりを無事に終えることができ、お客様やご協力くださった各業者様へ心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

来年の秋に開催される神田古本まつりはいよいよ60回目!
第60回東京名物神田古本まつりで皆様にお会いできるのを楽しみにしています。

カテゴリ:神田古本まつり

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