『古書の街』神田神保町の古本屋・愛書館中川書房の古本・古書買取サイト

第63回東京名物神田古本まつり

10月27日(金)から開催されていた第63回東京名物神田古本まつりが11月3日(金・祝)に無事終了いたしました。
会期中は微かに雨が降る日もありましたが全体的にお天気に恵まれ、沢山のお客様がご来場くださいました。本当にありがとうございました。
第63回東京名物神田古本まつり1 第63回東京名物神田古本まつり2

世界最大規模の本の街である東京都千代田区神田神保町では、毎年春と秋に古本まつりが盛大に催されます。
特に毎年10月下旬から11月上旬に開催される東京名物神田古本まつりは、神田古書店連盟の最大行事です。近年は新型コロナウイルスの影響により中止や小規模開催となっていましたが、昨年の第62回東京名物神田古本まつりから通常開催に戻り、今回も多くの古書店が参加する本の回廊が出現しました。

神田古本まつり期間中にはいくつものイベントが開催されますが、そのメインはなんといっても青空掘り出し市です。普段から神田神保町に店舗を構える古書店だけでなく、古書組合に加盟している近郊の古書店も出店します。
青空掘り出し市の会場は靖国通り沿い歩道や神田神保町交差点にあり、今回も愛書館中川書房は岩波会場(神田神保町交差点)の赤い看板「I LOVE 神保町」の下に出店いたしました。
第63回東京名物神田古本まつり3

第63回東京名物神田古本まつり 設営の様子

第63回東京名物神田古本まつりの開催は10月27日(金)からですが、10月24日(火)には業者の皆様によって岩波会場の設営が行われました。街の空気がソワソワし始めます。
第63回東京名物神田古本まつり 業者設営1 第63回東京名物神田古本まつり 業者設営2

翌25日(水)夜はまさかの激しい雷雨に見舞われましたが、第63回東京名物神田古本まつり開催前日の10月26日(木)はカラッと晴れました。
この日の午前中は業者の皆様による靖国通り会場へのワゴン搬入、午後は各古書店による陳列が行われます。事前に設営が行われていた岩波会場は前日の雷雨の影響で陳列台が濡れていたため、岩波会場の各古書店はまず台を拭くところから始まりました。
第63回東京名物神田古本まつり 前日1

当初の予定では12:00から各古書店による商品の陳列が行われる予定でしたが、業者の皆様によるワゴンの設置が順調だったことにより11:00から陳列が可能になりました。
実際に何時から商品の陳列作業を行うのかは各書店によって様々で、愛書館中川書房では11:00になると同時に陳列作業を進めていきましたが、午後や夕方から陳列を始めた古書店もいます。
第63回東京名物神田古本まつり 前日2 第63回東京名物神田古本まつり 前日3

愛書館中川書房では神田古本まつり開催の1ヶ月ほど前から、陳列する古本の選別や値付けを行いました。全て神田古本まつりに合わせて用意した初出し商品です!
第63回東京名物神田古本まつり 前日4 第63回東京名物神田古本まつり 前日5

倉庫で準備した商品は青空掘り出し市の設営開始に間に合うようにトラックへ積み込み、会場へと搬入します。

青空掘り出し市の会場でどのように商品を陳列するかは各古書店の個性が出る部分です。
愛書館中川書房では木箱を活用しており、崩れないように養生テープできっちり固定しながら菊判サイズの単行本や大判本(大型本)が入った木箱を積み上げます。
木箱の上や両端には危なくない程度に全集を陳列し、木箱手前の平台には四六判サイズの単行本を並べていきます。
第63回東京名物神田古本まつり 前日6 第63回東京名物神田古本まつり 前日7

歴史(日本史・世界史・戦史)、宗教(仏教・キリスト教・イスラム教)、思想、哲学、文学(国文学・外国文学)、生物学、美術、書道など人文科学を中心に様々な分野の古本を陳列しました。
第63回東京名物神田古本まつり 前日8 第63回東京名物神田古本まつり 前日9

また、岩波会場から徒歩2分の場所に位置する神田神保町本店では、岩波会場の設営と並行して店頭商品の全面入れ替えを行いました。
第63回東京名物神田古本まつり 前日10 第63回東京名物神田古本まつり 前日11

普段は新書を陳列している店頭の書棚ですが、神田古本まつりの期間中は単行本と全集、さらに初日から3日間限定でこけしを販売しました。
第63回東京名物神田古本まつり 前日12

第63回東京名物神田古本まつり期間中はたくさんのお客様にご来場・ご来店いただきました!

第63回東京名物神田古本まつりは会期中、毎日10:00開始となります。青空掘り出し市に参加する各古書店は10:00に間に合うよう、9:00頃から各々開店準備を進めていきます。
第63回東京名物神田古本まつり 初日朝1
第63回東京名物神田古本まつり 初日朝2 第63回東京名物神田古本まつり 初日朝3

10月27日(金)10:00に第63回東京名物神田古本まつりがスタート!
雲ひとつない青空が広がり、絶好のお出かけ日和です。

オープニングセレモニーには樋口高顕千代田区長や神田警察署長などがご出席くださり、テープカットが行われました。
第63回東京名物神田古本まつり 開会式 テープカット

神田古本まつりの開催期間はお天気に恵まれ、沢山のお客様にご来場いただきました。
初日の10月27日(金)は平日にも関わらず大盛況となり、第31回神保町ブックフェスティバルのイベントも多数も開催された10月28日(土)・29日(日)は、神田神保町全体が大勢のお客様で賑わいました。
また、平日も混雑を避けてじっくり回りたい方、お仕事帰りの方や学生さんなどがご来場くださいました。
第63回東京名物神田古本まつり 会期中1 第63回東京名物神田古本まつり 会期中2
第63回東京名物神田古本まつり 会期中3 第63回東京名物神田古本まつり 会期中4

ブックフェスティバル1 ブックフェスティバル2
第31回神保町ブックフェスティバル

一神秋まつりフードコート1 一神秋まつりフードコート2
一神秋まつりフードコート

そして最終日は祝日ということもあり、多くのお客様に見守られながら大盛況のうちに終わりを迎えました。
第63回東京名物神田古本まつり 最終日1 第63回東京名物神田古本まつり 最終日2

第63回東京名物神田古本まつり 撤収の様子

10月27日(金)からの8日間はあっという間に過ぎ、第63回東京名物神田古本まつりは11月3日(金・祝)18:00に閉場いたしました。

名残惜しい気持ちはありますが、設営業者の皆様による会場設備の解体が始まるため、各古書店は閉場後すぐに撤収作業を始めます。
愛書館中川書房では貼り付けられた養生テープを剥がしながら積んでいた木箱を台車へ移動させ、それと同時に平台の本を紐で縛っていきます。いかにスピーディーに片付けられるかも腕の見せ所です。
第63回東京名物神田古本まつり 撤収1 第63回東京名物神田古本まつり 撤収2
第63回東京名物神田古本まつり 撤収3 第63回東京名物神田古本まつり 撤収4

第63回東京名物神田古本まつりへのご来場、誠にありがとうございました!

おかげさまで第63回東京名物神田古本まつりの会期中は大勢のお客様にご来場・ご来店いただきました。天気にも恵まれ大盛況のうちに終えることができ、とても嬉しく思います。
神田神保町へお越しくださったお客様、ご協力くださった各業者様、本当にありがとうございました。

来年の秋に開催される第64回東京名物神田古本まつりでも、皆様にお会いできるのを楽しみにしています。

 

 

カテゴリ:神田古本まつり

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