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音楽を呼びさますものほか、武満徹など音楽関係の古書買取いたします

愛書館中川書房では『音楽を呼びさますもの』ほか、武満徹・現代音楽・映画音楽など音楽関係の古書を買取りしております。


書名:音楽を呼びさますもの
著者:武満徹
出版社:新潮社
発行年:平成4年(1992)発行

20世紀屈指の現代音楽の作曲家・武満徹。未だ彼を越える作曲家は日本にいないとされています。1930年に東京文京区に生まれ、幼少期は父親の勤務地であった満洲の大連で過ごし、小学校入学のため単身帰国し叔父の家で生活を始めます。叔母が生田流箏曲の師匠であったことから武満徹の初期の作品には箏の奏法の影響が見られます。戦時中に軍の宿舎でシャンソンを聴き衝撃を受けたことをきっかけに作曲家を志し、戦後はドビュッシーやラヴェルなどのフランス作曲家の作品やジャズにも触れ影響を受けます。その後は独学で作曲技法を身につけていき、1950年にピアノ曲『2つのレント』を発表して作曲家デビューを果たします。次作となるヴァイオリンとピアノのための作品『妖精の距離』のタイトルは、親交のあった詩人・瀧口修造の同名の詩から付けられました。

この頃、ピアニストの園田高弘、作曲家の湯浅譲二、版画家の駒井哲郎など様々な分野の芸術家が瀧口修造のもとに集まって「実験工房」が結成されます。 武満徹もメンバーとして参加し、創作バレエ『生きる悦び』やピアノ曲『遮られない休息 I 』といった作品から、映画『北斎』、日活映画『狂った果実』などの音楽、バレエ音楽『銀河鉄道の旅』、劇団四季のための『野性の女』、森永チョコレートのコマーシャルと、舞台・映画・テレビ・ラジオなど多岐に渡るジャンルにおいて作品を手がけていきます。

1957年、東京交響楽団によって初演された『弦楽のためのレクイエム』は武満徹のオーケストラ作品の中で最も知られている楽曲と言えます。発表した当初は「音楽以前」などと酷評を受けますが、20世紀の大作曲家・ストラヴィンスキーが1959年に来日した際にこの曲を聴き絶賛したことから評価が一転、一躍世界に知られることになりました。
その後はオーケストラのための『リング』、2本のフルートのための『マスク』、日本フィルハーモニー交響楽団からの委嘱作品『樹の曲』、NHK交響楽団からの委嘱作品『テクスチュアズ』などを発表していきます。
1960年代には『切腹』『怪談』『砂の女』『他人の顔』など多数の映画音楽を手がけ様々な賞を受賞します。琵琶・箏のほか、竜笛・鉦鼓といった雅楽の楽器など伝統的な日本の楽器を使用する作品が多く、NHK大河ドラマ『源義経』(1966年)ではオーケストラと邦楽器が組み合わさった音楽を手がけました。

『弦楽のためのレクイエム』とともに知られている楽曲『ノヴェンバー・ステップス』はアメリカ5大オーケストラのひとつであるニューヨーク・フィルハーモニックが125周年記念委嘱作品として武満徹に作曲を依頼し誕生しました。武満徹の作曲した琵琶と尺八のための曲『エクリプス』の録音を小澤征爾が作曲家レナード・バーンスタイン(ニューヨーク・フィルハーモニックの音楽監督)に聴かせたことがきっかけで依頼に至ったと言われています。『ノヴェンバー・ステップス』は日本の伝統楽器である尺八と琵琶、そしてオーケストラのための曲で、1967年に小澤征爾の指揮のもと鶴田錦史(琵琶)と横山勝也(尺八)をソリストとして初演され、世界に衝撃を与え「世界のタケミツ」としてその名を知らしめることとなります。

その後も傑作を数多く作曲していき、その評価を高めながらも1996年に65年の生涯に幕を下ろしました。今では世界中のコンサートホールで演奏される作曲家の1人になっており、その死は多くの人々から惜しまれました。武満徹の音楽から奏でられる豊かな音色、独特の響きは「タケミツ・トーン」とも称され、世界中の音楽ファンだけでなく演奏家をも魅了し今もなお武満徹の音楽は愛され続けています。

世界で評価される武満徹の著作は、演奏家や音楽愛好家から人気です

音、沈黙と測りあえるほどに
書名:音、沈黙と測りあえるほどに
著者:武満徹
出版社:新潮社
発行年:昭和51年(1976)発行

武満徹は音楽作品以外でも雑誌や新聞などで音楽評論を執筆、『遠い呼び声の彼方へ』『時間の園丁』『樹の鏡、草原の鏡』『音楽の余白から』『サイレント・ガーデン』『私たちの耳は聞こえているか』『映像から音を削る 武満徹映画エッセイ集』など多数の著書を発表しています。

『音楽を呼びさますもの』
武満徹が自身の想いを言葉として綴っています。「美の再定義へ」「自然から学ぶこと」「小澤征爾の音楽」「瀧口修造と音楽」などのほか、武満徹の年譜や音楽・ディスコグラフィも収録されています。

『音、沈黙と測りあえるほどに』
「音」と「言葉」に関する瞑想的で哲学的な武満徹の言葉が収録されています。「Vita Nova」「自然と音楽」「同時代の思想」「音楽と生活」など、美しい文章で書かれています。序文は瀧口修造、大江健三郎。

武満徹ほか音楽関係の古書を買取強化中!

愛書館中川書房では『武満徹←1930………∞』『武満徹全集 全5冊』『武満徹著作集 全5冊』『夢と数 音楽の語法』など武満徹に関する古書のほか、『オーケストラル・スペース’68 13点揃い』『現代音楽の記譜』『日本音楽大事典』『20世紀の作曲 現代音楽の理論的展望』『バッハ全集 全15冊』といった音楽に関する古書の出張買取を承っております。お手元に気になる本がありましたらお気軽にご相談ください。
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