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『新修 平田篤胤全集』ほか江戸時代の国学に関する古書を出張買取いたします

愛書館中川書房では、『新修 平田篤胤全集 全21冊』ほか江戸時代を代表する学問「国学」に関する古本を買取りしております。

新修平田篤胤全集
書名:新修 平田篤胤全集 全21冊
著者:平田篤胤
出版社:名著出版
発行年:昭和51年(1976)

『新修 平田篤胤全集 全21冊』と一緒に買取りさせていただいた古書については「日本史(近現代史)・社会科学ほか2万冊の古本を大量出張買取」にてご紹介しております。

『新修 平田篤胤全集』ほか国学関係の全集・叢書・学術専門書といった古書は研究者などから需要があります

国学とは儒教や仏教の影響を受ける前の日本独自の文化や思想を明らかにしようと試みる学問であり、江戸時代中期に興りました。国学が研究の対象として扱う範囲は幅広く、国文学・国語学・歌道・神学・有職故実・歴史学・地理学などがあります。
創始者は江戸時代中期の僧侶にして歌人の契沖と言われており、実証的な学問法を確立させました。契沖の後を引き継ぎ、国学において大いに活躍したのが「国学の四大人」と呼ばれる人物です。復古神道を提唱した荷田春満、古道説を確立した賀茂真淵、『日本書紀』の副読本と考えられていた『古事記』の評価を高めた本居宣長、復古神道の大成者である平田篤胤がいます。

平田篤胤は安永5年(1776)に朱子学(儒教の一種)を重んじる家に生まれ、20歳のときに出羽国久保田藩(秋田県秋田市)を脱藩し、江戸へとやってきます。車引き(車力)や飯炊き、火消しといった仕事をしながら西洋の医学や天文学などの最新の学問を学び、武家奉公人になりました。その才能が兵学者であった平田藤兵衛篤穏の目に止まり、25歳のときに養子になります。
平田篤胤が国学に目覚めたのは28歳のときです。旗本屋敷の奥勤めをしていた妻が手に入れた本居宣長の著作を読んだことがきっかけとなり、夢の中で入門を許可されたと語り「宣長没後の門人」を自称しました。以後、平田篤胤は100冊もの著書を生涯にわたり発表し、数多くの門人を得たことによって講義内容の筆記も書籍化されています。
平田篤胤の功績として知られる復古神道の大成は、最愛の妻を亡くしたことによる幽界研究がきっかけとなりました。日本古来の純粋な信仰を尊ぶ復古神道は都市部のみならず全国の農民にも指示され、幕末においては尊王思想へと発展していきます。

名著出版から刊行された『新修 平田篤胤全集 全21冊』は古史・神道・道教・儒教・仏道・天文・暦術・度制・ 易・医道・ 歌道・外事で構成されています。
『古史伝』『霊能真柱』『古道大意』『俗神道大意』『赤県大古伝』『鬼神新論』『仙境異聞』『西籍慨論』『出定笑語』『神字日文伝』ほか多くの著作が収録されており、平田篤胤の研究者だけでなく江戸時代の国学を専門とする学者からも需要のある書籍です。

平田篤胤・本居宣長・賀茂真淵ほか江戸時代の国学に関する古書の買取強化中!

愛書館中川書房では平田篤胤ほか契沖・荷田春満・賀茂真淵・本居宣長・上田秋成・塙保己一・富士谷御杖といった国学者の全集や著作集、彼らが記した注釈書を研究対象とした学術書、復古神道や歌道関係の書籍など、国学に関する古書の出張買取を承っております。

【買取事例】
『新修 平田篤胤全集』ほか国学関係の古書を出張買取いたしました
長野県塩尻市にて『神道大系 全121冊』の古本を出張買取いたしました

本居宣長全集
書名:本居宣長全集 全23冊
出版社:筑摩書房
発行年:昭和43年(1968)

神道大系 全121冊
書名:神道大系 全121冊
著者:神道大系編纂会編
出版社:神道大系編纂会
発行年:昭和52年(1977)

近世神道と国学
書名:近世神道と国学
著者:前田勉
出版社:ぺりかん社
発行年:平成14年(2002)

『増補 大国隆正全集 全8冊』『百人一首改親抄全6冊』『水戸派国学の研究』『本居宣長の研究』『江戸後期の思想空間』など、お手元に気になる本がありましたらお気軽にご相談ください。
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カテゴリ:取扱書籍 > 思想・哲学など

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