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法隆寺献納宝物銘文集成ほか仏教美術の古書を出張買取いたしました

『法隆寺献納宝物銘文集成』『平安時代彫刻史の研究』『五百羅漢 幕末の絵師狩野一信 増上寺秘蔵の仏画 法然上人八百年御忌奉賛 特別展』ほか仏像・仏画・曼荼羅・寺院など仏教美術に関する古書を出張にて買取りさせていただきました。大切にされていた蔵書をお譲りくださりありがとうございます。

  • 出張買取
  • 2019年12月12日
地 域 神奈川松田町
近 隣 駅松田駅/新松田駅
買取分野

【商品詳細】

  • 書 名 : 法隆寺献納宝物銘文集成
  • 著 者 : 東京国立博物館編
  • 出版社 : 吉川弘文館
  • 発行年 : 平成11年(1999)


書名:平安時代彫刻史の研究
著者:伊東史朗
出版社:名古屋大学出版会
発行年:平成12年(2000)


書名:五百羅漢 幕末の絵師狩野一信 増上寺秘蔵の仏画 法然上人八百年御忌奉賛 特別展
著者:広瀬麻美編
出版社:日本経済新聞社
発行年:平成23年(2011)


書名:古代寺院の資産と経営 寺院資材帳の考古学
著者:上原真人
出版社:すいれん舎
発行年:平成26年(2014)


書名:なにが分かるか、社寺境内図
著者:国立歴史民俗博物館編
出版社:国立歴史民俗博物館
発行年:平成13年(2001)


書名:愛染明王 愛と怒りのほとけ
著者:神奈川県立金沢文庫編
出版社:神奈川県立金沢文庫
発行年:平成23年(2011)


書名:中世の霞ヶ浦と律宗 よみがえる仏教文化の聖地
著者:土浦市立博物館編
出版社:土浦市立博物館
発行年:平成9年(1997)


書名:日蓮と法華の名宝 華ひらく京都町衆文化 特別展覧会「立正安国論」奏進七五〇年記念
著者:京都国立博物館編集
出版社:日本経済新聞社、京都国立博物館
発行年:平成21年(2009)


書名:小金銅仏の魅力 中国・韓半島・日本
著者:村田靖子
出版社:里文出版
発行年:平成16年(2004)


書名:特別展 琵琶湖をめぐる近江路の神と仏 名宝展
著者:三井文庫三井記念美術館編
出版社:三井文庫三井記念美術館
発行年:平成24年(2012)


書名:生まれかわった法隆寺宝物館
著者:東京国立博物館編
出版社:東京国立博物館
発行年:平成11年(1999)

カラー図版が豊富な画集や専門書など仏教美術関係の古書は研究者などから需要があります

仏教美術とはその名の通り仏教の思想や信仰に基づいて制作された造形美術を指し、主に仏塔・寺院といった仏教建築、壁画・仏画・曼荼羅・来迎図・装飾経・縁起絵巻・絵伝などの仏教絵画、釈迦如来・阿弥陀如来・菩薩・明王・祖師などの仏像、梵鐘・錫杖・厨子・香炉・経典・袈裟・数珠・過去帳・金剛杵などの仏具が該当します。また、大乗美術・密教美術・浄土教美術に区分することができます。

日本では6世紀半ばに仏教が伝来し、6世紀末から7世紀初頭にかけて四天王寺・法興寺(飛鳥寺)・法隆寺、が建立しました。この頃に制作された仏像では法隆寺の銅造釈迦三尊像・木造観音菩薩立像や広隆寺の木造弥勒菩薩半跏思惟像、工芸品では玉虫厨子や天寿国繍帳などが知られています。
8世紀に入り平城京(奈良)へ遷都がなされると飛鳥にあった法興寺(元興寺)・大官大寺(大安寺)・薬師寺・厩坂寺(興福寺)といった寺院が平城京へ移転したほか、東大寺、西大寺、唐招提寺などが新たに建立されました。当時は朝廷によって仏教が厚く保護されており、寺院の造営、仏像の造立、経典の書写などは国家事業となっています。東大寺盧舎那仏像が造立されたのも、聖武天皇が仏教に深く帰依していたからでした。また、東大寺には大規模な高床式倉庫である正倉院があり、こちらには聖武天皇と光明皇后ゆかりの品のほか、天平時代を中心に絵画・書跡・金工・漆工・木工・刀剣・陶器・ガラス器・楽器・仮面といった多数の美術工芸品が収蔵されています。奈良時代には法隆寺金堂壁画や絵因果経、薬師寺の吉祥天像といった絵画や唐招提寺の鑑真和上坐像などの仏教美術品が制作されました。日本では奈良時代までの仏教美術を大乗美術といいます。
9世紀から12世紀には平安時代前期に空海と最澄によって密教が伝来したことで密教曼荼羅や本格的な密教彫像が造られたほか、遣唐使が廃止された9世紀末以降は仏教美術においても和様が確立し、平安時代後期に末法思想が流布されると各地に阿弥陀堂が建立されています。建築では室生寺五重塔・平等院鳳凰堂・中尊寺金色堂、絵画では両界曼荼羅(東寺)・阿弥陀聖衆来迎図(高野山有志八幡講)・信貴山縁起絵巻・粉河寺縁起絵巻・地獄草紙・平家納経、彫刻では法華寺の十一面観音像、平等院鳳凰堂の阿弥陀如来坐像などが知られています。
鎌倉時代には平重衡による南都焼き討ちで東大寺の大仏・大仏殿、興福寺の堂宇や仏像が消失しますが、渡宋経験のある重源によって新しい建築様式である大仏様が導入されたほか、運慶や快慶といった慶派の仏師が登用され活躍しました。また、禅宗が本格的に伝わったのは鎌倉時代の初めであり、京都に建仁寺が建立されたのち、鎌倉にも建長寺や円覚寺といった本格的な禅寺が建立されています。鎌倉時代の代表的な仏教美術には北野天満宮の北野天神縁起絵巻、高山寺の明恵上人像ほか高僧伝絵、那智滝図などの垂迹画、六波羅蜜寺の空也上人立像や運慶・快慶による仏像、大仏様の東大寺南大門や禅宗様の善福院釈迦堂などがあります。
室町時代になると歴代の足利将軍が禅宗に帰依したため京都を中心に禅宗寺院が隆盛し鹿苑寺(金閣寺)や慈照寺(銀閣寺)が建立されたほか、龍安寺石庭や西芳寺庭園といった枯山水の庭園が造られました。なお禅宗は「不立文字、見性成仏」という教えのため祖師像や頂相は尊重され、禅の悟りの様相を描いた水墨による禅機画が描かれましたが、仏像の造像は衰退していくことになります。
そして安土桃山時代や江戸時代になると日本美術は世俗化の傾向が強まり、日光東照宮などが建立され、狩野派の絵師によって仏画が描かれなどはしましたが、全体の割合としては仏教美術は縮小することになります。

愛書館中川書房では『熱田神宮史料 全11冊』『国宝東大寺金堂(大仏殿) 全3冊』『社寺縁起絵』『奈良時代僧房の研究』『仏師運慶の研究』など絵画・彫刻・工芸・建築ほか仏教美術に関する古書の出張買取を承っております。
以前には『国宝信貴山縁起絵巻 全3巻』『親鸞と真宗絵伝』『技術者のみた奈良と鎌倉の大仏』『涅槃と弥勒の図像学』『聖徳太子信仰の美術』などの仏教美術関係の古書を出張にて買取りさせていただきました。専門性の高い学術書、図版や解説が豊富な画集、縁起絵巻などの複製ほか、仏教美術関係の古書は研究者や専門家などから需要があります。

【当店取扱商品】
『鎌倉時代造像論 幕府と仏師』塩澤寛樹 吉川弘文館/『五百羅漢図会 大千世界』高橋顕龍 瑞雲梵語研究会/『聖徳太子絵伝』奈良国立博物館編 石田茂作・源豊宗・菊竹淳一・上田英次解説 東京美術/『日本建築史図録 全6冊』天沼俊一 星野書店


書名:密教法具 全2冊
著者:奈良国立博物館監修
出版社:臨川書店
発行年:平成5年(1993)

美術や建築だけでなく日本の仏教全般に関する古書の買取りを強化中!

このほか愛書館中川書房では『教王護国寺文書 全11冊』『法華版経の研究』『元興寺極楽坊中世庶民信仰資料の研究』『法蔵菩薩論 その存在理由を中心として』など仏教全般に関する古書の出張買取を承っております。
『興教大師真実伝』『日本仏教民俗基礎資料集成 全7冊』『藤原氏の氏寺とその院家』『新奇妙談閻魔大王判決録 全2冊』などお手元に気になる品がありましたらお気軽にご相談ください。


書名:優陀那院日輝和上 充洽園全集 全5冊
著者:日輝
出版社:大東出版社
発行年:昭和50年(1975)
備考:大正13年刊の復刻版

愛書館中川書房は東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県など関東を中心に全国へ出張買取にお伺いしております(内容・量・地域によっては出張や買取りができない場合があります)。まずは気軽に下記の買取専用フリーダイヤルへお電話ください。経験豊富な買取担当がご相談に乗ります。
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