『茶杓三百選』ほか茶道・茶の湯関係の古書を出張買取いたしました

書名：豫楽院公 茶杓箪笥 陽明文庫蔵 全2冊
著者：芳賀幸四郎ほか編
出版社：淡交社
発行年：昭和48年（1973）

書名：茶杓
著者：小森松菴
出版社：六耀社
発行年：昭和54年（1979）

書名：茶道古美術蔵帳集成 全2冊
著者：小田栄作編纂　飯田瑞穂校閲
出版社：国書刊行会
発行年：昭和52年（1977）

書名：茶の湯とやきもの
著者：矢部良明
出版社：角川書店
発行年：平成9年（1997）

書名：千利休の創意 冷・凍・寂・枯からの飛躍
著者：矢部良明
出版社：角川書店
発行年：平成7年（1995）

書名：香道蘭之園
著者：尾崎左永子 薫遊舎校注
出版社：淡交社
発行年：平成14年（2002）

茶道・茶の湯関係の美術書や専門書といった古書は茶人や愛好家などから需要があります

茶道は「茶湯」「茶の湯」ともいう日本の伝統的な芸道です。古くは貴族・僧侶・大名・豪商といった一部で愛好されていましたが、江戸時代中期には名主や商人などの習い事として全国に広まり、明治時代には有力財界人の関心を呼んだことで女子の教養科目にもなりました。戦後には海外にも茶道は広まり、現在では日本以外でも茶道の大衆化が進んでいます。

また、茶道で用いられる茶碗・茶杓・花生・香合・掛け物（掛軸）といった茶道具は美術品としても評価されています。高麗茶碗や天目茶碗・万暦赤絵ほか唐物といった陶磁器、千利休や著名な茶人が手掛けた茶杓・花入などが有名です。なお、近代の茶人や数寄者が蒐集した名物道具はその大半が個人美術館で保存されています。

買取りさせていただいた『茶杓三百選 全4冊』や『豫楽院公 茶杓箪笥 陽明文庫蔵』は、茶器から抹茶をすくって茶碗に入れるための匙「茶杓」に関する書籍です。古くは象牙や鼈甲が使われていましたが、室町時代中期の茶人にして「侘び茶」の創始者である村田珠光によって竹製のものが作られ、以降は竹で作られたものが主流になりました。茶杓は茶事・茶会のたびに作る習慣があったため、古い時代のものはあまり残されていません。そのなかでも豊臣秀吉に切腹を命ぜられた千利休が最後の茶会に用い、ともに茶の湯を大成させた古田織部に与えた「竹茶杓 銘 泪」が有名です。
『茶杓三百選 全4冊』は古流・利休系篇、大名・芸林派篇、流儀篇の3篇と拾遺集で構成され、『豫楽院公 茶杓箪笥 陽明文庫蔵』は江戸時代の公家である近衛家熙（豫楽院）が蒐集した茶杓31点を収めた図集です。茶道に関する美術性や専門性の高い書籍は茶人や愛好家などから需要があります。

愛書館中川書房では『定本石州流 全8冊』『茶道宝鑑 全3編7冊』『選茶道裂 全2冊』『茶と美』『新撰 茶之湯釜図録』など茶道に関する古書の出張買取を承っております。
以前には『茶道具の世界 全15冊』『茶之湯釜全集 全10冊』『宗湛茶湯日記 全6冊』『茶の湯絵画資料集成』『定本川喜田半泥子作品集』などの茶道関係の古書を出張にて買取りさせていただきました。

【当店取扱商品】
『高麗茶碗 全5冊』林屋晴三責任編集 中央公論社／『茶湯古典叢書 全4冊』松山吟松庵校訂 思文閣／『茶の湯の塗物 中村宗哲歴代作品集』中村宗哲 講談社／『茶の湯美術館 全3冊』徳川義宣ほか編 角川書店／『数奇屋建築集成 全9冊』中村昌生 小学館

書名：茶道名器鑑 全6冊
著者：山田健太郎編 梅沢彦太郎監修
出版社：求龍堂
発行年：昭和40年（1965）

茶道・茶の湯に関する古書や和本・古典籍の買取強化中！

このほか愛書館中川書房では『茶式湖月抄 全5編』『茶之湯六宗匠之伝記 全6冊』『遠州流 当流茶之湯流伝集 全5冊』『狂歌茶器戝集』ほか江戸時代の和本など茶道に関する古典籍の出張買取も承っております。
『古今茶湯諸抄大成』『茶之湯三伝集 全4巻』『茶湯手引艸 全2冊』などお手元に気になる品がありましたらお気軽にご相談ください。

書名：古今茶道全書 全5冊
著者：紅染山鹿庵
出版社：吉岡伊兵衛・水田甚左衛門板
発行年：元禄7年（1694）

愛書館中川書房は東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県など関東地方を中心に茨城県・静岡県・長野県ほか全国各地へ出張買取にお伺いしております（内容・量・地域によっては出張や買取りができない場合があります）。詳しくは買取実績をご覧ください。
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