『こけし手帖』ほか工芸に関する古本を出張買取させていただきました

書名：こけしの世界
著者：久松保夫・植木昭夫
出版社：グラフィック社
発行年：昭和58年（1983）

『こけし辞典』鹿間時夫監修 東京堂出版 昭和46年（1971）
『こけしのふるさと』菅野新一・土橋慶三・西田峯吉編 未来社 昭和47年（1972）

『今昔いろはカルタ 世渡りの知恵・ことわざ』鈴木棠三 錦正社 昭和48年（1973）
『こけし 美と系譜』鹿間時夫・中屋惣舜 社会思想社 昭和41年（1966）

『こけし写譜 全3冊』都筑祐介編 花ぐるま同人 昭和50年（1975）
『日本人形玩具辞典』斎藤良輔編 東京堂出版 昭和43年（1968）

『蔵王東麓の木地業とこけし』佐藤友晴 菅野進一校訂 未来社 昭和36年（1961）
『こけしざんまい』橘文策 未来社 昭和53年（1978）

民衆生活から生まれ、日常的に使われる地域独特の工芸品のことを民衆的工芸品、略して民芸品と言います。この造語は、思想家・美学者・宗教哲学者であり民芸運動の主唱者でもあった柳宗悦を中心とし、陶芸家である河井寬次郎や濱田庄司らによって大正14年（1925）に提唱されました。柳宗悦はそれまでの美術史が正当に評価してこなかった全国各地の焼物・漆器・染織・木竹工や日用雑器、朝鮮王朝時代の美術工芸品、日本各地に個性的な仏像を残した江戸時代の遊行僧・木喰による仏像など、無名の職人による民衆的美術工芸の美を発掘し、世に紹介することに努めた人物です。伝統的工芸品を収蔵展示する日本民藝館の創設者でもあり、その活動には芹沢銈介・棟方志功なども賛同しています。

こけしの絵姿を集めた図譜は愛好家の方から人気の古本です

こけしは木製の人形玩具の一種であり、民芸品です。江戸時代末期の頃から東北地方の温泉地において湯治客の土産物として売られ、子どもたちのおもちゃとなりました。大正期には新興玩具によって衰退しますが、趣味人たちによって大人の翫賞物として扱われるようになるのもこのころからです。現在作られているこけしは大人の翫賞物として鑑賞しやすいように、子ども用の玩具であった頃とは一部造形が異なっていますが、古い様式を好む蒐集家もいるため数代前のこけしの型を復元することもあります。また、外国ではインテリアとして好まれています。こけし本体が蒐集家の方から好まれているように、こけしに関する古本も需要があります。とくにこけしの絵姿を集めた古い図譜は人気の品です。こけしだけでなく玩具など民芸・工芸に関する古本の処分にお困りの場合は愛書館中川書房にご相談ください。

【当店取扱商品】
『三春人形』小沢太郎編 坂本万七撮影 東峰出版／『民俗民芸双書 全100冊』岩崎美術社／『日本玩具集』児童用品研究会編 芸艸堂／『出雲民芸紙譜』安部栄四郎 出雲民芸紙業協同組合 限定100部

書名：愛蔵こけし図譜
著者：武井武雄
出版社：創文社
発行年：昭和38年（1963）
備考：木版60葉入

『うないのとも 初編～8編』清水仁兵衛・清水春風・西澤笛畝編 芸艸堂 彩色木版 明治24年（1891）

こけしなど民芸品に関する古本の買取強化中！

このほか愛書館中川書房では『工芸 全120冊』『こけしの描彩』『こけしの微笑』『琉球の形附』『葛布帖』『民芸と生活』など工芸に関する古本の出張買取を承っております。以前には『柳宗悦蒐集 民藝大鑑 全5冊』『出雲民芸紙の由来』『松本民芸家具』『図譜 原郷のこけし群 西田峯吉コレクション 第1・2集』『端午玩具集』『古染付百品集 全2冊』『古今和紙譜 全2冊』『信州飯田紬縞帖』『島根民芸録』などの民芸や工芸に関する古本を出張にて買取りさせていただいております。お手元に気になる品がありましたらお気軽にご相談ください。

愛書館中川書房は東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県など関東を中心に全国へ出張買取にお伺いしております（内容・量・地域によっては買取りができない場合があります）。江戸時代や明治・大正時代など古い時代に発行されたものから近年発行されたものまで幅広い年代の古本を取り扱っております。詳しくは取扱分野をご覧ください。古本出張買取のご予約・ご相談は下記のフリーダイヤルまでどうぞ。
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