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巻子本『唐 褚遂良 黄絹本蘭亭敘』ほか故宮博物院の名蹟を出張買取

初唐の三大家といわれる唐代の書家・褚遂良の『黄絹本蘭亭敘』ほか、巻子本の『台北・故宮博物院の名蹟』を出張にて買取りさせていただきました。きれいな状態でお譲りくださりありがとうございます。
『台北・故宮博物院の名蹟』については「二玄社『台北・故宮博物院の名蹟』の古本を出張買取いたしました。」にてご紹介しております。
書家ごとにもご紹介していますので孫過庭『書譜』蘇軾『黄州寒食詩』趙孟頫『閒居賦』黄庭堅『寒山子龐居士詩』顔真卿『祭姪文稿』米芾『蜀素帖』懐素『自叙帖』『草書千字文』王羲之『遠宦帖』『平安何如奉橘三帖』の各記事も合わせてご覧ください。

  • 出張買取
  • 2019年8月11日
地 域 埼玉さいたま市
近 隣 駅大和田駅/七里駅
買取分野

【商品詳細】

  • 書 名 : 台北・故宮博物院の名蹟 唐 褚遂良 黄絹本蘭亭敘
  • 出版社 : 二玄社
  • 発行年 : 昭和58年(1983)

褚遂良は虞世南、欧陽詢と合わせて初唐の三大家といわれる書家であり、唐朝第二代皇帝である太宗に仕えた政治家です。
秦王府十八学士のひとりである褚亮の子として生まれた褚遂良は、同じく秦王府十八学士であった虞世南の死去をきっかけに書道顧問となります。黄門侍郎へと昇進してからは太宗に深く信頼され、のちに第三代皇帝となる高宗(李治)の教育にも携わりました。
太宗の死去に際しては高宗を補佐するよう遺詔を賜り、高宗の即位後は尚書右僕射(尚書省の次官)へと昇進して重鎮となります。しかし太宗の後宮に入っていた武照(武則天または則天武后)を寵愛していた高宗が、彼女を皇后に立てようとしたことに反対したことで武則天の恨みを買い、左遷され最終的に現在のベトナム中部まで配流されて亡くなりました。

褚遂良は虞世南と欧陽詢の書風を吸収・融合させながら「褚法」といわれる独自の書風を確立させており、変化の多様性と情趣の豊かさにおいては初唐の三大家の中でも最も優れていると評されています。褚遂良の現存する作品には『伊闕仏龕碑』『孟法師碑』『房玄齢碑』『雁塔聖教序』がありますが、なかでも晩年に書かれた『雁塔聖教序』は楷書の最高傑作のひとつとされ、のちに北宋の徽宗が考案した痩金体(楷書の書風の一種)などに影響を与えました。
また、確実ではありませんが褚遂良の作品だとされるものに『枯樹賦』『文皇哀冊』『倪寛賛』『陰符経』などがあり、『台北・故宮博物院の名蹟』に収められている『黄絹本蘭亭敘』もそのひとつです。
故宮博物院に所蔵されている『黄絹本蘭亭敘』は王羲之が書いた『蘭亭序』の臨模であり、線が細いのが特徴的です。褚遂良は王羲之の真書鑑定職務にもついており、清の乾隆帝が蒐集した三点の模写本のうち八柱第二本が褚遂良の臨模と考えられました。現在は北宋の無名の人の臨模と推測されています。

褚遂良ほか唐朝の書家など中国書道に関する古本の買取強化中!

愛書館中川書房では『欧米収蔵 中国法書名蹟集 全4冊』『永寿霊壺斎蔵 聖教至宝』『大唐三蔵聖教序』『余清斎真賞斎選帖』といった書道に関する古本・巻子本・折帖・拓本などの出張買取を承っております。
以前には『書学院本 雁塔聖教序 全2冊』『歐陽詢楷書字典』『九成宮醴泉銘』『宋搨虞恭公碑影本』『唐張旭草書古詩四帖』などの中国書道に関する古本ほか書籍を出張にて買取りさせていただきました。中国だけでなく日本の書道・書家に関する古本も買取対象ですので、お手元に気になる品がありましたらお気軽にご相談ください。

【当店取扱商品】

書名:翰墨名句
著者:赤井清美編
出版社:東京堂
発行年:平成5年(1993)

愛書館中川書房は東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県など関東地方を中心に全国各地へ無料で出張買取にお伺いしております(内容・量・地域によっては出張や買取りができない場合があります)。詳しくは出張買取地域をご覧ください。
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